失いたくない子供!?
The child!? who doesn't want to lose
   
     
 
サーシャ
大きなあくびをしてサン君は朝早くから元気で早起き
なのね、どうしてそんなに張り切るの?
意味が分からない。
   
     
 「サン君」
え?・・・
そういえば何故、張り切ろうとするのだろう?そうだよね、
何もそんなに変わらないのに一生懸命になってしまう僕は
何だろう?
   
     
 でも、よく考えたら明日に明るい期待をもっているのかも?
きっと希望をもつことが元気のもとなんだよね、
でも僕に希望とか夢などあっただろうか?そうだ、妹のマリーにまた会えたときに頑張って生きてきたよと言える僕であることが希望であり夢になっているのかな?
   
     
そう思うと大好きなレイ兄さんも元気がないことが気になって
つらいよ、でも理由はわかる気がする。
だって何かをするにも路上生活しているとだれも一人前に見てくれない、だから何かを始めたくてもも始められない、元気も出ないのも
当然だと思う、でも、どんな人でも僕みたいに火事で両親も家も失うこともあると思う。だから、そんな時のための屋根があって雨露のしのげるところがこの町にもあると良いな思う、・・・
   
     
 この町に屋根があって誰でもとどまることが出来るところが
があればきっと困っている人が集まり未来を取り戻すために
何をすべきかを考える場所になることもあると思う。
そんなところが出来たらレイ兄さんもバル婆さんも喜ぶと
思う。
   
     
     
     
「サーシャ」
今日はサン君と遊ぼうと思うけど
「サン君」
うん、うれしいな、僕の散歩に付き合ってね、
「サーシャ」
うん、いいよ、 
   
     
 「サン君」
おばさん、おはよう!
「おばさん」
サン君おはよう、ちょつと待っておくれ、
   
     
 「おばさん」
サン君、実はプレゼントがあるの、
「サーシャ」
サン君いいなぁ
「サン君」
 ??
   
     
 「おばさん」
シャツなんだけどね、貰ってくれるかい?
「サン君」
ありがとう、でも、まだ後にしてもらえますか?
「おばさん」
え?
「サーシャ」
え、?なんで?くれるのを断るのは気の毒で
 失礼なことよ、
「サン君」
ごめんなさい、このシャツはもう少し着れると
思うし、着たいの、このシャツには思い出が染み込んで
いるの…
「おばさん」
そうなの、?かえってつらい思いをさせたようだね、
 でも、ぼろぼろになって替えがほしくなるまで
 とっておくからね、いつでも、言っておくれ、
「サン君」
ありがとう、本当にありがとう、
   
     
 「おばさん」
サン君たちまだ食事を取っていないのだろう、、
これを持っていきなさい、
「サン君」
おばさん、ありがとう、
「サーシャ」
ありがとう、
   
     
 「サーシャ」
サン君、よかったね!
「サン君」
うん、みんなで食べようね、
   
     
 「おばさん」
本当に良い子だね、あのような良い子が無事に育ってくれると
将来が楽しみだね。国にとってもね。
そうよ、悪い子が育つと悪い世の中を作る!
良い子が育つとよい世の中を作る、だから、サン君のような
良い子を守りたいよ。ええ、
   
     
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